脂質異常症や動脈硬化の予防などに効果があるサプリメントとして有名なのはDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(イコサペンタエン酸)ですが、
それに並んで有名なのがナットウキナーゼです。
ナットウキナーゼは納豆のネバネバ部分に含まれるタンパク質分解酵素で、血栓を溶かす作用が強いことが証明されています。
他に血流改善や血圧降下の作用もあり、生活習慣病で血液ドロドロが気になる人や心筋梗塞・脳梗塞が心配な人におすすめのサプリメントです。
◆ナットウキナーゼFAQ集◆
①納豆よりナットウキナーゼを摂る方が優れている理由って?
納豆には血栓溶解を促す成分「ナットウキナーゼ」が含まれている反面、血液が固まるのを促進する「ビタミンK2」も含まれており、ビタミンK2の除去された「ナットウキナーゼ」のみを摂る方が効率的と言えます。
②納豆を食べるのではナットウキナーゼは摂取できないの?
全く役に立たない訳ではありません。納豆には1パック50gとして、平均1500FUのナットウキナーゼ活性がありますが、製品によって活性が少ないものがあったり、賞味期限が迫ったものも活性が少なくなります。
また、ナットウキナーゼは熱に弱くて、熱いご飯に納豆をかけるとその栄養効果(=活性)が失われてしまいます。(それを防ぐにはご飯を人肌程度に冷ましてから納豆をかけるのをおすすめします)
このように納豆では安定した量が確保できないので、期限が長く含量も一定なサプリメントの方が効率よく摂取できますね。
③納豆と同じく併用できない医薬品があるの?
納豆の他、クロレラ食品、青汁などビタミンK2を多く含む食品と「ワルファリン」という医薬品は併用できませんが、ナットウキナーゼのサプリメントはビタミンK2を含まないので問題なく併用できます。
④ナットウキナーゼはどんな人におすすめなの?
40代以上の人/ストレスの多い人/血圧が高めの人/脂質異常症(高脂血症)や糖尿病などで血液粘性の高い人/食べる納豆が苦手な人 など
⑤良い製品を選ぶポイントって何?
ナットウキナーゼが2000FU以上含まれる製品(1日量として/FU:ナットウキナーゼの活性を示す単位)/JNKA(日本ナットウキナーゼ協会)マークの付いた製品/国産のもの
JNKAマーク付のおすすめ製品
・ヤクルトヘルスフーズ「納豆キナーゼ3000」
・ヤクルトヘルスフーズ「ナットウキナーゼ プラスフコイダン」
・ウエルネス「納豆力 ナットウキナーゼ」
・やまやヘルシーライフ「濃縮 納豆 酵素 ナットウキナーゼ」
・小林製薬のナットウキナーゼ(さかなっとう)シリーズもJNKA認定付き で手軽に買える製品なので初心者におすすめです。
⑥摂取するのにおすすめの時間帯は?
日常では夕食後や寝る前がおすすめ(血栓が深夜から早朝にかけて出来やすいため)/飛行機・新幹線・バスなどに長時間乗る前にもおすすめです。
⑦ナットウキナーゼを摂り過ぎても血が止まりにくくなることはありません。各種の安全性試験をクリアしていますので、安心してお召し上がりください。
⑧体調に異変を感じた場合は速やかに服用を中止し、医師・薬剤師に相談してください。
⑨他のお薬を服用中の方へ
薬の併用は問題ありませんが、かかりつけ医や薬剤師には食習慣情報として、ナットウキナーゼを服用していることをお伝えください。