ご年配の皆さん、こういった症状はありませんか?
ロコモティブとは「運動能力を有する」という意味で・・・
ロコモティブ・シンドローム(通称・ロコモ)とは「運動器障害や加齢により基本的な運動能力が低下し、要介護・寝たきりにつながる危険性が高くなった状態」を指します。
実際、要支援・要介護となった原因の上位は次の通りで、
1位:運動器障害(骨折・転倒+関節疾患+脊椎損傷)
2位:脳血管疾患(脳卒中)
3位 認知症
4位 高齢による衰弱
(厚生労働省・国民生活基礎調査より)
やはり運動器障害は要介護・寝たきりの大きな要因となっています。
では、運動機能の低下はなぜ起きるのでしょう。
身体を動かすためには、筋肉・腱・靭帯・骨・関節・神経等が連携して機能しており、すべてが協同して働いているので、どれか1つだけが悪くなっても身体はうまく動かなくなります。
加齢とともに体のあちこちに不調が現れ運動器機能の衰えも進み、ロコモティブ・シンドロームになりやすくなっています。
転倒して負傷したことをきっかけに寝たきりになったり、体の痛みをかばううちに筋力が落ちたりして、介護が必要な状態につながりやすいのです。
特に高齢者は複数の不具合が重なって、運動機能を低下させていることも少なくありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロコモティブ・シンドロームは以下の疾患が三大要因とされています。
◆骨粗しょう症・骨折
◆変形性関節症・関節炎
◆脊柱管狭窄症
こういった整形外科領域の疾患が複数重なって起きるので、これらの疾患を早めに治療しておくことが要介護・寝たきりを防ぐ上で重要となります。
その他にも筋力やバランス保持のトレーニングが有効で、以下のようなトレーニングが推奨されます。
転倒しないよう、つかまるところのある場所で行なうか、介助者に支えてもらえる状況で行ないましょう。