◆血圧の定義◆
血圧:心臓から送り出された血液が動脈壁に与えている圧力を指します。
最大血圧(収縮期血圧、上の血圧):心臓が収縮して血液を押し出す時の血圧
最小血圧(拡張期血圧、下の血圧):心臓が拡張して血液を吸い込む時の血圧
◆高血圧と塩分の関係◆
高血圧と塩分摂取量には密接な関係があり…
塩分を摂り過ぎると、血液中の塩分を薄めようとして血液中の水分が増加し、血圧が上がると言われています。
そして、血管に常時高い圧力がかかるために動脈硬化が進み、心筋梗塞、脳梗塞、腎機能障害、大動脈瘤
といった合併症を起こしやすくなります。
◆減塩のポイント◆
1日6g未満に塩分を控えるのが理想ですが、まずは7g(女性)・8g(男性)未満を
目標に減塩してみましょう。
◇だしを活用して、素材の旨みを生かしましょう。
◇なるべく新鮮な食材を使うようにしましょう。(新鮮食材は薄味でもおいしい!)
◇酢・柑橘系の酸味を生かしたり、香辛料・香味野菜で味付けの工夫をしましょう。
◇しょうゆ・ソースは小皿にとって、少量ずつ付けて食べましょう。
◇減塩調味料も活用する(同じしょうゆ・味噌でも「減塩」とあるものを選ぶ)
◇麺類の汁は残すようにしましょう。(全部残せば2~3gの減塩となります。)
◇パン・うどんは塩分を多く含むので、ごはん・そばを選ぶとよい。
◆気になる食品・調味料の塩分量は?◆
①食品の塩分(1食分あたり)
温うどん(わかめ入) 7g
カップラーメン(麺65g) 4.8g
幕の内弁当 3.8g
さば味噌煮定食 3.6g
握り寿司(しょうゆ別) 2g
ビーフカレー 1.8g
②調味料の塩分(目安量あたり)
減塩しょうゆ・大さじ1 1.4g
濃口しょうゆ・大さじ1 2.6g
ウスターソース・大さじ1 1.5g
ケチャップ・大さじ1 0.5g
マヨネーズ・大さじ1 0.3g
③食品の塩分(目安量あたり)
梅干し(中1個・13g) 2.9g
塩鮭(甘口・80g) 2.1g
たくあん(3切れ・30g) 1.3g
ロースハム(2枚・40g) 1g
プロセスチーズ(1切れ・25g)0.7g