ラクトフェリンは人間の母乳をはじめ、多くの哺乳動物の乳に含まれるタンパク質で、出産後数日の間に分泌される初乳に最も多く含まれ、生まれたばかりの赤ちゃんを感染症から守っています。ラクトフェリンは鼻汁・唾液・涙などにも少量含まれていて免疫に関与している他、多くの役割があります。熱に弱く加熱処理された牛乳には含まれないので、ラクトフェリン配合のヨーグルトやサプリメントから摂取しましょう。
◆ラクトフェリンって何に効くの?◆
①感染症からの防御:抗菌・抗ウイルス作用があり、新生児の敗血症予防、ノロウイルス胃腸炎の発症予防、胃ピロリ菌の抑制、風邪の発症予防などの働きがある
②免疫力を回復:体を守る免疫細胞の1つのNK(ナチュラルキラー)細胞の働きを高める作用がある(NK細胞:がん細胞やウイルスに感染した細胞を見つけて破壊する)
③腸内環境を改善:悪玉菌から鉄を奪い取り、その生育を抑制する働きがある一方で、整腸作用のある善玉菌のビフィズス菌を増やす働きもあり、腸内環境を整える
④貧血を改善:鉄の吸収調節作用があり、貧血を改善する働きがある
⑤その他:抗炎症作用、脂質代謝改善作用など
◆ラクトフェリン製品を買う時の注意点って?◆
①こんな人におすすめ:腸の調子を整えたい人/免疫力を高めたい人/内臓脂肪を減らしたい人/鉄分不足が気になる人など
②おすすめの製品は?:ビフィズス菌も配合されている製品/ラクトフェリンが100mg以上含まれている製品(1日量として)
③服用できない人:乳アレルギーの人(他のアレルギー物質は各製品ごとに確認してください)
④体調に異変を感じた場合は速やかに服用を中止し、医師に相談してください。
⑤摂り過ぎるとお腹がゆるくなる事がありますので、体調に合わせて服用量を調節してください。