テレビなどで「トクホ」という言葉をよく耳にすると思いますが、特定保健用食品(通称:トクホ)は食品表示法により定義されていて、消費者庁が製品として有効性や安全性を評価し承認している食品です。健診で「○○が高め」と言われた人は食生活改善のきっかけとして飲み始めてみてはいかがでしょうか?
今回は「コレステロール・中性脂肪・体脂肪が気になる人」向け商品を紹介します。
◆低分子化アルギン酸ナトリウム(食物繊維の一種):小腸でのコレステロールの吸収を抑え、お腹の調子も整える⇒商品名:コレカットライト、ヘルシーインW
◆サイリウム種皮(別名:オオバコ種皮・食物繊維が豊富):小腸でのコレステロールの吸収を抑え、お腹の調子も整える⇒商品名:コレステミン、サイリウムヌードルなど
◆キトサン(カニ由来の不溶性食物繊維):コレステロールから作られる胆汁酸を吸着して便として排出し、血中コレステロールの上昇を抑える⇒商品名:キトサン明日葉青汁、コレスケア・キトサン青汁、キトサンヌードルなど
◆難消化性デキストリン(食物繊維の一種):小腸での脂肪の吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪の上昇を抑える⇒商品名:食事と一緒に十六茶W、ペプシスペシャル、メッツコーラ、コカコーラ・プラス、賢者の食卓ダブルサポート、からだすこやか茶W
(「血糖の上昇をゆるやかにする」効果を併記している商品もあります)
◆ウーロン茶重合ポリフェノール:小腸での脂肪分解酵素(リパーゼ)の働きを抑えて、腸管からの脂肪の吸収を抑える・体脂肪をつきにくくする⇒商品名:黒烏龍茶
◆茶カテキン:小腸での脂肪分解酵素の働きを抑えて、脂肪吸収を抑える・脂肪の代謝促進・体脂肪をつきにくくする⇒商品名:2つの働き・カテキン緑茶、ヘルシア緑茶、ヘルシアウォーター、ヘルシアスパークリングなど
◆ケルセチン配糖体(ポリフェノール):脂肪分解酵素を活性化⇒商品名:伊右衛門・特茶シリーズ
◆コーヒー豆マンノオリゴ糖:小腸での脂肪の吸収を抑える⇒商品名:ファットケア・スティックカフェ、ブレンディ香るブラック、ボス・ブラック、ボス・グリーンなど
◆モノグルコシルヘスペリジン:肝臓での中性脂肪の合成を抑え、分解も促進する⇒商品名:ミドルケア・粉末スティック、スタイリー炭酸水など
◆大豆たんぱく質:小腸での脂肪の吸収を抑えて、血中コレステロールを低下させる⇒商品名:豆乳で作ったのむヨーグルト、ハイ!調製豆乳、大豆ココアなど
◆植物ステロール:コレステロールの体内への吸収を抑える⇒商品名:健康サララ、ヘルシーコレステ(食用油)、キューピー・ディフェ、ピュアセレクトサラリア(マヨネーズタイプ)
◆コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸):脂肪消費を促進⇒商品名:ヘルシアコーヒー
※特定保健用食品は健康が気になる方を対象に作られた食品で、病気の治療を目的としたものではありません。治療を受けている人は医師に相談の上で服用しましょう。